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Photo by Mark Ealey

女子選手がセニアラグビーで活躍

Mark Ealey —

6人の女子留学がクラブのゲームでも目立っています。

 クライストチャーチ市内の女子ラグビーでは,高校女子選手の中のもっとも意欲と才能のある選手が、土曜日の女子シニアクラブリーグでもプレーをしています。

2018年のインターナショナルラグビー留学プログラムの女子選手は、市内リーグの強豪であるカンタベリー大学クラブとライバルのクライストチャーチクラブにそれぞれ入りました。

プログラム女子選手たちは最初、シニアグレードでプレーをしている選手たちとの体格差に対して少し不安でしたが、数試合を経験してからは、自分たちのスキル、今までのラグビー経験とフィトネスのおかげで十分通用すると実感するようになりました。大人と混ざってプレーをすることは、選手としてこれからの成長には大きな刺激と自信をもたらすでしょう。

 クライストチャーチフットボールクラブ(1863年に創立されニュージーランドでもっとも古いクラブで、元オールブラックスキャプテン・リッチ・マコア選手が所属していた。)に所属する高橋李実、小牧日菜多と藤田桃子はそれぞれ、3試合でトライ5本、2本と1本をしています。小柄ながら高橋萌生と藤田桃子はいいタックルで大きな相手を倒し、勇気あるボールキャリーで目立っています。シーズンに入っていけばゲームの流れに慣れていき、自信が増しもっと活躍すると期待できるでしょう。

 ドイツからのヒリー・ヤンセンと野口澄香は2年前の世界女子選手のMVPであるケンドラ・コクセッジの所属するカンタベリーユニバーシティクラブでプレーをしており、今年のリーグ初戦でクライストチャーチクラブに3点差で負けていますが、両チーム共レベルが互角なので決勝戦でまた対戦することが予想されます。

ヒリ・ヤンセン選手:フィジカル部分は初心者の多くいる高校レベルと違って、比較的にレベルの高いラグビーをやっているので楽しいです。私と澄香の所属しているチームに州と国の代表選手もいるのでとてもいい刺激になります。

小牧日菜多選手:シニアラグビーチームとプレーし、通用した所は相手をずらして当たってゲインができたところです。自分がこの2試合でターゲットにしていた声を出すことも頑張れたので良かったです。次への課題は相手を見てパスをするか自分でキャリーするか状況判断をすることです。

高橋萌生選手:私はクライストチャーチクラブに入りました。FW選手が強くて試合機会は少し少ないですが練習でのFW&BKの時はメンバー関係なく練習させてくれます。またみんな積極的に話かけてくれて一から全部丁寧に教えてくれます。本当にいいチームで州代表経験者も多いのでレベルの高いところでできています。

試合をしてみて自分のボールキャリーは押し返されることがなくボールもちゃんとでているのでそこは通用した部分だと思います。タックルは大きな相手にも怖がらずに入れていますが、前に倒すタックルをできるようにするのが目標です。

野口澄香選手:(28日のカンタベリー大学のゲームに出場して、後半の途中でニュージーランド代表のケンドラ・コクセッジ選手と交代)ラックの中からなかなかボールをさばけなかったのと、BKとFWに適切な指示をあまり出せなかったところを課題として練習していきたいです。 また、もっとアピールしてメンバーに食い込めるように頑張りたいです。初めは何を話していいのか分からず、英語も分からなかったのですが、今は相手から私に興味を持ってくれてすごく居心地がいいです。UCで良かったです。

藤田桃子選手:シニア女子ラグビーでプレーして通用するところは、ショートに入りゲインすることです。課題は、踏み込んでタックルすることと声を出すことです。 クライストチャーチクラブのみんなはとてもフレンドリーで英語が分からない自分にも丁寧に教えてくれます。試合前に緊張していたらみんなが声をかけてくれるとても優しいチームです。

高橋李実選手: 通用するのはランとキック、タックルです。課題は積極性と前半のコミュニケーション、判断です。通用していても満足はしていないのでもっとレベルを上げ、課題は強みに変えるつもりで意識を高めていきたいです。試合を重ねる毎に要求されることが増えて、とても楽しく、いい雰囲気の中でやれています!

留学生の日頃の活躍の写真はこのフェイスブックページで見れます。Burnside High School International Rugby Programme